「もったいない」をなくすことから食を持続可能にUPdateすることを目指す共創プラットフォーム『UP FOOD PROJECT』を運営する株式会社コル(本社: 神奈川県茅ヶ崎市、代表取締役: 福元 雅和)が運営する、食べものの皮や搾りかすなどの廃棄されている食品残渣を配合して固めるアップサイクル・プロダクトブランド『UP FOOD STONE』を紹介します。
UP FOOD STONE とは
海水由来の自然素材に野菜・果物・穀物などの皮や殻、搾りかすなどの残渣を20%ほど配合して、食べモノのやわらかい色と風合いをもった石のような素材を生みだします。石油由来の化学物質は不使用で、成型には熱を使用しないことで環境負荷を抑えています。
コーヒーかす・みかん皮・にんじん皮・えごま搾りかす・たまねぎ皮・籾がらをメインにアップサイクルしています。
食品残渣の再利用以外のエシカルな価値
食品残渣の再利用にとどまらず、フェアトレードや規格外の食材の調理後残渣、地域振興につながる、などのエシカルな価値も付加されています。
COFFEE STONEは、フェアトレードやオーガニックなどの人や環境に配慮されたサステナブルコーヒーの豆かすを使用しています。
また、えごま搾りかす(岐阜県飛騨地方産)と玉ねぎ皮(北海道産)に関しては、染色会社の株式会社艶金が展開している、使い終わった食品の余剰物を色素として再利用する「のこり染」の染色後に残る残渣を使用することで、2度に渡ってアップサイクルする取り組みを行っています。
UP FOOD STONE 初回コレクション
素材の持つ「燃えにくい」という特徴を活かし、使用する人の生活に癒しを与えるアイテムのカテゴリーとして、『灯り(Lighting)』、『香り(Incense)』をテーマにしています。それぞれ、「キャンドルホルダー」と「お香たて・お香皿のセット」の2種類・計8アイテムを第一弾として発表しました。
<COLLECTION LINE UP>
並べてみるとそれぞれの食品由来の素材が持つ特徴がよく伝わってきます。Incense Cube and Plate (お香立て・お香皿)は、異なる色の素材を組み合わせることを楽しんで頂けるようにアソートセットとして提供しています。
UP FOOD STONE 今後の展開
現在展開している6つの食品由来素材以外にも、素材提供を希望する企業とのコラボレーション展開を想定しているほか、プロダクト開発においても他ブランドとのコラボレーションを積極的に展開していく予定となっています。