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ファーメンステーションがカルビーの規格外じゃがいもを使用したウエットティッシュを商品化

ファーメンステーションがカルビーの規格外じゃがいもを使用したウエットティッシュを商品化

独自の発酵・蒸留技術でエタノールやサステナブルな化粧品原料などを開発・製造している研究開発型スタートアップの株式会社ファーメンステーション(本社:東京都)が、規格外のじゃがいもから発酵アルコール(エタノール)を精製し、天然由来成分99%の「じゃがいもとお米の除菌ウエットティッシュ」として商品化したと発表しました。

商品化の背景

同社では、未利用資源の活用において、食品・飲料工場の製造過程等で出る副産物・食品残さなどの様々な未利用資源を再生することで、新たな高付加価値の商品を生み出す事業開発に取り組んでいます。

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これまでも、

  • アサヒグループとJR東日本グループが製造するりんごのお酒「シードル」の醸造工程から発生する副産物であるりんごの搾り残さ
  • ANAグループが取り扱う流通過程で汚れや傷みなどにより規格外となり販売できないバナナ
  • 象印マホービンが炊飯ジャーの商品開発において炊飯した際の試食で食べきれないごはん

等を発酵・蒸留、精製した「エタノール」を用いたアロマ製品や除菌ウエットティッシュなどを製造・販売するパートナーシップに取り組んできました。

この度の商品化にあたっては、カルビー株式会社が、契約農家からの調達の際に、大きさや形状の面で規格外となる小玉のじゃがいもを原料として供給しました。

カルビーは、この「じゃがいもとお米の除菌ウエットティッシュ」を、自社の販促物として利用するほか、関係者への配布物として活用する予定とのことです。

ファーメンステーションについて

酒井氏が30歳の時に、生ゴミを燃料に変える発酵技術を紹介するテレビ番組を観たことをキッカケに、大学のオープンキャンパスに通い、32歳で東京農業大学に入学。

在学中に岩手県奥州市と大学の共同研究事業があり、お米からエタノールを作るという実証実験にメンバーとして関わりましたが、原価が高く当初の目的であった燃料として利用するには厳しいという結論になりました。

そこで、その米エタノールを化粧品などの原料として利用することを提案し、市の研究事業から引き継いて自分の会社で製造・販売することになったとのことです。

2021年3月には、SXキャピタルと新生企業投資、JR東日本スタートアップから2億円の資金を調達し、事業開発・技術強化を行い、事業成長に向けた人材採用を加速しています。

【参照】株式会社ファーメンステーション
【参照】PR TIMES

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