2023年4月27日、合同会社しゃけを(北海道標津町、代表社員:椙田圭輔)は、波心会(はっしんかい)と協力して、未利用魚を活用した今までにない美味しさの、”これぞ北海道”という『しゃけをのTHE北海道だし』の販売を開始しました。
開発の背景と商品情報
『しゃけをのTHE北海道だし』は、「今までにない美味しさの”これぞ北海道”というだしを開発したい!」という想いからスタートし、2023年3月21日〜2023年4月11日に実施したクラウドファンディングで目標を325%上回る325万円を集めました。
北海道のソウルフードでもあり北海道3大鍋の1つでもある『かじか鍋』や『石狩鍋』『三平汁』をヒントに、鮭節(標津産)・かじか(道東産)*1・真昆布(北海道産)・椎茸(国産)をブレンドして旨味の相乗効果を引き出した一品となっています。
*1 かじか: 北海道のソウルフードで、別名なべこわしとも言われる『かじか汁』の原料となる魚です。北海道近海では、様々なかじかがとれますが、多くは未利用魚となっています。
【商品名】しゃけのTHE北海道だし(ティーバッグ) 【内容量】4g×15包 【希望小売価格】1,080円(税込) 【JANコード】4570166520002 【発売時期】2023年4月27日 道東地域より販売開始 【販売場所】地元土産店他 |
未利用魚活用の意義について
未利用魚とは、サイズや形が悪かったり傷がついていたり、知名度や調理の手間などを理由に市場で人気がなかったり、出荷するだけの水揚げ量がないなどの理由で、非食用に回されたり市場で価値がつかず出回らないもったいない魚のことで、未利用魚の割合は実に総水揚げ高の30%~40%とも言われています。参考)https://www.nhk.or.jp/minplus/0019/topic077.html
未利用魚が注目をされている背景には、日本の漁業が抱える問題があります。日本の漁獲量は1984年に約1,282万トンを記録。しかし、その後減少を続け、2020年にはおよそ423万トンほどにまで落ち込んでいます。これまで捨てられていた「未利用魚」を食べるということは、命をつないだり、食品ロスを減らすことだけでなく漁業従事者から見れば、これまで廃棄していた魚から収益を得ることが出来るようにもなるのです。
参考)水産庁HPより:https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/r03_h/trend/1/t1_2_1.html
合同会社しゃけをと波心会(はっしんかい)について
「合同会社しゃけを」は2023年に、生まれ故郷である北海道標津町に代表社員の椙田圭輔がUターンし、設立をした会社です。自分達自身の『楽しい、面白い』という気持ちを大切に、食品業界や印刷資材業界などに在籍した経験やノウハウを活かして社会課題や地方創生に関わる仕事をしています。
「波心会」は、自然からの恵みである海の環境と魚を大切に、子供・孫の代まで継いでいく。そのために取り方に拘り、魚1匹1匹の命を大切に量より質を求め、魚が持つポテンシャルを最大限に引き出す。意志のある会“波心会“。感動の美味しさを世界中に届けています。