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住友電工が開発した未来素材「metacol」× FOOD STONE|大阪万博で共創展示

住友電工が開発した未来素材「metacol」× FOOD STONE|大阪万博で共創展示

株式会社コル(本社:神奈川県茅ヶ崎市、代表取締役:福元雅和)が運営するアップサイクルブランド「FOOD STONE(フードストーン)」は、廃棄されるコーヒーかすをアップサイクルした独自素材「COFFEE STONE」に、住友電気工業株式会社が開発したCO₂吸収素材「metacol™」を組み合わせた新シリーズ「COFFEE BREATH」の試作品を開発しました。

この試作品は、2025年日本国際博覧会「未来社会ショーケース事業」内「フューチャーライフ万博・フューチャーライフエクスペリエンス」にて展示されます。

本展示は、住友電工ブース内にて2025年10月7日から13日までの期間、大阪・関西万博会場で実施されます。

取り組みの背景

UP COFFEE CHALLENGE

株式会社コルは、コーヒー産業のサステナビリティ向上を目指す「UP COFFEE CHALLENGE」を運営しながら、コーヒー産業から排出される廃棄物のアップサイクルに取り組んでいます。

コーヒー産業は、気候変動の影響で2050年には大幅な生産減少のリスクを抱える「コーヒー2050年問題」に直面しています。地球温暖化の主因とされるCO₂を吸収した「metacol™」は、この課題解決に寄与すると考え、今回のコラボレーションに至ったとのことです。

UP COFFEE CHALLENGE サイト

metacol™について

metacolのカーボンマイナスメカニズム
「metacol™」は、住友電気工業株式会社が開発したCO₂吸収型の環境調和型素材です。

CO₂と金属成分を利用した新しいセラミックスで、大気中のCO₂削減に寄与する次世代素材として注目されています。安全性や多様な用途展開(樹脂複合材、紙、塗料、建材など)も期待され、循環型社会の実現に貢献するテクノロジーです(詳しくは公式サイトをご覧ください)。

住友電工 metacol™ 公式サイト

「COFFEE BREATH」について

「COFFEE BREATH」は、地球温暖化の原因の一つであるCO₂を削減することで、干上がる大地を緑へと変えていきたいという想いを形にしたデザインを特徴とする新シリーズです。

今回展示するのは、スリット状の裂け目をモチーフにした「slot」タイプの一輪挿し試作品。コーヒーかすの自然な風合いと、CO₂削減機能を併せ持つ循環型プロダクトとして、未来の暮らしに新しい価値を提案します。

なお、シリーズの正式ローンチは近日中を予定しているとのことです。

FOOD STONE 公式サイト

展示情報

【展示会名】2025年日本国際博覧会「未来社会ショーケース事業」
【プログラム】フューチャーライフ万博・フューチャーライフエクスペリエンス
【会期】2025年10月7日(火)~ 10月13日(月・祝)
【会場】大阪・関西万博会場
【出展ブース】住友電気工業株式会社

《参考》 大阪府報道発表資料:
「大阪・関西万博『未来社会ショーケース事業』「フューチャーライフ万博・フューチャーライフエクスペリエンス」で展示を実施」

寄稿者

UP FOOD PROJECT
「もったいない」をなくすことから食を持続可能にUPdateすることを目指す共創プラットフォーム。

食の領域でどのような「もったいない」が発生しているか。そして、「もったいない」をなくすための先進的な取り組みや、個人が毎日の生活のなかでできることについて発信していきます。
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